「福祉整理とは?業者に依頼すべきケースと4つのメリットを解説します」

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あなたは福祉整理というサービスをご存知でしょうか?

福祉整理は主に高齢者や病気の方に利用されており、住居の安全性やゴミ屋敷問題を改善するために需要が高まっているサービスの一つです。

ここでは、福祉整理とはどのようなサービスなのか?どんなときに業者に依頼することが多いのか?メリットと合わせて詳しく解説します。

福祉整理とは?

福祉整理とは、生活しづらくなっている原因を取り除き、安心して健全な生活をつづけられるように住環境を整えることをいいます。

福祉整理では主に高齢者や病気の方の住居を整理、清掃します。

独り身の高齢者も多く、認知症を発症したり身体の自由が利かなくなったりしたことを機に、住環境を快適に保つことが難しくなることもありますよね。

自分で身の回りの掃除やゴミの処分ができなくなってしまうと、次第に部屋も荒れ生活しづらい状態になってしまいますし、不用品が多い部屋では転倒しやすく生活するだけで危険と隣り合わせです。

そんな環境の中で老後を過ごすことはだれだって嫌ですし、快適に暮らしていきたいですよね。

そこで遺品整理業者などに福祉整理を依頼する人が増えてきています。

それでは、どんなときに福祉整理を利用することが多いのでしょうか?

福祉整理を依頼するケース6つ

福祉整理は遺品整理と比べて耳にすることも少なく、具体的にイメージしづらいと思う方も多いかと思いますが、実はさまざまなケースで役立つものです。

ここでは、福祉整理を依頼する主なケースを6つ紹介します。

・老人ホームや施設へ入居するとき

福祉整理を行うタイミングとして特に多いのが、施設へ入居するときです。

老人ホームや施設への入居となると、持ち込む日用品の量も必要最低限におさえなければなりません。

また、これまで使用していた家財道具なども処分しておく必要が出てきますから、必要なものと不要なものを選別するのと同時に、自宅を整理します。

・長期の入院が決まったとき

病気で長期的に入院することになったり、入退院を繰り返すことになったりした場合にも福祉整理を行うことが多くあります。

長期間家を空けるときのリスクとして、家の中が散らかっていれば自然発火が起こりやすくなることや、家人がおらず管理の行き届いていない家などは窃盗被害に遭いやすくなってしまうことなどがあります。

こうした理由から一人暮らしの高齢者の方が長期入院に備えて福祉整理を行っておくこともあるのです。

・認知症を発症したとき

一人暮らしの高齢者が認知症を発症すると、判断力や記憶力が低下することで、家を片付けることが難しくなることがあります。

そしてゴミの収集日を勘違いすることが増え、徐々に捨てられないゴミが溜まってしまい、長年清潔に保っていた家であってもゴミ屋敷と化してしまうこともあるのです。

このような場合は自力で片付けることが難しいため、身内が福祉整理を依頼したり、大家さんなどの他人が依頼したりするケースがあります。

・セルフネグレクト状態のとき

まずセルフネグレクトとは自己放任とも呼ばれ、自身の生活環境や健康状態が悪化しているのに改善する気力がなかったり、周囲に助けを求めることができなかったりする状態を指します。

一人暮らしの高齢者がセルフネグレクトに陥ってしまうことも少なくはないため、認知症の場合と同様に、住居がゴミ屋敷化していることがあります。

不衛生な環境での暮らしでも、本人に気力がなく自力で部屋を片付けられない、片付けようと思えない場合も多いため、この場合も身内や大家さんが福祉整理を依頼することがしばしばあります。

・自宅介護をはじめるとき

自宅介護をはじめるとき、住環境を整えるために福祉整理を行うこともあります。

家中にものが散乱していたりゴミ屋敷状態になっていたりすると、スムーズに移動ができず介護が難しくなりますよね。

また一人暮らしをしていた親御さんと同居して介護する場合を考えると、必要なものだけを持ち出したり、自宅に介護用ベッドを置くスペースを作ったりする必要があります。

このような仕分けのために福祉整理を行い、介護する方とされる方の双方がきもちよく暮らしていけるようになります。

・定期的なハウスクリーニングとして

福祉整理は定期的なハウスクリーニングとして利用されることもあります。

ある程度健康な高齢者の方でも、高いところの掃除は難しかったり、体力的に家中を清掃することができなくなったりすることがありますよね。

自力ですべて管理することはできなくても、住居を快適に保つためにハウスクリーニングとして福祉整理を依頼するのもいいでしょう。

福祉整理を依頼するメリット

福祉整理を依頼するか迷ったとき、どんなメリットがあるのか気になりますよね。

ここでは、福祉整理を業者に依頼する4つのメリットを紹介します。

・転倒によるケガを予防できる

高齢の方の場合は、床にものが散乱しているとつまずいたときに転倒する危険性が高いですよね。

また高齢の方が骨折すると、そのまま寝たきりの状態になってしまうことも少なくはありませんから、つまずかないように不要なものは処分しておくことが大切です。

福祉整理を利用して住居を整えることで、転倒によるケガのリスクを抑えることができます。

・火災のリスクを軽減できる

住居がゴミ屋敷状態になっている場合は、火災のリスクが高まります。

部屋中にゴミが積み重なっているような状態では、何かの拍子でゴミに引火したとき、あっという間に周りのゴミに燃え移ってしまう事態を引き起こしてしまいますよね。

また燃えるゴミや生ゴミからガスが発生し、自然発火による火災が起こる恐れもあります。

このようにゴミ屋敷で生活することは大変危険を伴うものなのです。

自然発火の原因となるゴミを取り除き、火災のリスクを減らせることも福祉整理のメリットでしょう。

・清潔で快適な住環境になる

福祉整理のメリットはやはり、必要なものだけがきちんと揃った家で、スッキリと快適に暮らしていけることでしょう。

不要な家具や家電を撤去することで生活スペースも広くなりますし、見た目も整ってきもちよく生活を営むことができます。

またカビや雑菌を放置した状態では病気につながるリスクがありますが、福祉整理で衛生的な住環境に整えることで、安心して生活できるようになるメリットがあります。

・近隣に迷惑をかけることがなくなる

ゴミ屋敷を放置していると、周囲に悪臭が立ち込めたり害虫が発生したりして、近隣に迷惑がかかってしまいます。

個人の住居を衛生的にすることだけでなく、周辺の住宅への被害を防げることも福祉整理のメリットでしょう。

終わりに

福祉整理は、高齢者や病気の方がよりよい生活を送っていくために行う大切な作業です。

自分の人生を充実させるためだけでなく、自身が他界した後の家族の負担を減らすため、近隣に迷惑をかけないためと、多様な目的で利用されています。

大阪の遺品整理リーブでは、さまざまなお悩みに合わせた福祉整理を行っています。

遺品整理の専門家が心をこめて丁寧に品物を仕分け、お部屋を清掃いたします。

大阪で福祉整理をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。大阪・京都・奈良を中心とした関西一圏対応いたします。

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